業務支援用ETC2.0と一般用ETC2.0の違い

こんにちは。東京都立川市にあります全国特車ネット東京です。

特車申請では、「特車ゴールド申請による許可」、「優良事業者の許可有効期間の延長」に関して「業務支援用ETC2.0」の装着が必要条件となります。

さて、「業務支援用ETC2.0」と「一般用ETC2.0」には違いがあるのでしょうか。

ーはい。あります!

回答の前に、ETC2.0は従来のETCと何が違うのか説明します。

ETC2.0は、道路に設置された路側機によって「プローブ情報」を提供しています。「プローブ情報」には、走行履歴データや挙動履歴データがあります。

走行履歴は、まさに経路情報となっています。データを活用して渋滞対策や料金施策、公共交通支援に役立てます。

挙動履歴は加速度や急ブレーキ等の記録です。データを活用して交通安全対策や道路の研究に役立てます。

これらの情報によって道路政策に多くのメリットをもたらしうるのが、ETC2.0ということです。

データを吸い上げる路側機は、平成30年4月現在の情報で高速道路に約1700基、一般道に約2000基が設置されています。

話が戻りまして、「業務支援用ETC2.0」と「一般用ETC2.0」について回答いたします。

「業務支援用ETC2.0」では、「プローブ情報」のうち、起終点のデータを記録しています。これに対して「一般用ETC2.0」では、個人情報保護のために起終点のデータやSA、PA、道の駅周辺のデータ履歴を削除しています。国交省資料によりますと、エンジンOFF/ON前後の走行履歴を削除しているとのことです。

「業務支援用ETC2.0」ではすべての経路情報が記録されているため、特車申請において「特車ゴールド許可」「優良事業者の有効期間の延長」を受けるために必要な装置なのです。

今後ますます注目される「業務支援用ETC2.0」。新しい情報がありましたら、是非またご紹介いたします。

全国特車ネット東京では、「特車ゴールド許可」、「優良事業者の有効期間の延長」のための申請を代行いたします。

お電話、またはお問合せフォームから是非ご相談ください。

こちらの投稿でも「ETC2.0」について解説しています。割引が受けられたり、メリットをご紹介しています。ぜひご覧ください。

業務支援用ETC2.0とは?